新宿区 大久保公園

今、当社では、東洋一の歓楽街とも称される、東京都新宿区の歌舞伎町に関わる仕事をしています。
仕事内容は決して如何わしくはありません。笑

今日はそのお仕事の対象地区の中にある公園をひとつ取り上げてみたいと思います。
平成22年6月にリニューアルされた『大久保公園』です。
新宿区立大久保公園の入り口

歌舞伎町の中、とは言っても少し北側に外れた場所に位置しています。
新宿インフォメーションサイト

公園には門があります。
田舎育ちの僕としては、公園が柵に囲われていることも不思議です。

そして、なんと開園時間が決まっていて、時間になると門が閉められます。
公園の開園時間を示す看板
不思議です。

門をくぐり、中に入ります。
公園の東側にはゴムのような素材で舗装された空間が広がります。
周囲にはぽつぽつと樹木が点在。
公園の広場 広場の周囲に植えられた樹木
右側の写真のところは喫煙所になっています。
新宿区は路上喫煙禁止なので、多くの喫煙者が集まってきていました。

そして、広場の隅には、公園を取り囲む柵と同じもので作られたトイレ施設。
公園内の施設

なんとこの施設の端(写真右側)は『公園管理施設』でした。
しかも、僕が行ったときは、警備員の格好をした方が二人も常駐していました。
・・・不思議。

都内の公園に管理者用の施設が設置されているところは多々見かけますが、大概は常駐した警備員はいません。
掃除用具などが入っていて、定期的に誰かが訪れている程度のものがほとんどです。

そして広場の西側にはバスケットコートが二面。
バスケットコート
時間帯は限られているものの、いつでも誰でも利用することが出来ます。
この日は高校生らしき学生たちが、5on5を楽しんでいました。
ストリートバスケ、いいですね!

この公園、イベント会場にも使われることがあります。
2011年の11月に行われた「歌舞伎町音楽祭ミュージックライブ2011特別企画 THE SUPERMODEL ASIAN BEAUTY FESTIVAL」
では、大久保公園はフードコートイベントが開催されていました。
にぎわうフードコート 公園内にワゴンが入り食べ物を販売

比較的賑わいのある公園です。
ただ、土地柄でしょうか、周囲が柵で囲われ、時間に限りのある空間となっています。
多くの人が往来する土地において、公園という憩いの場の治安を守っていくためのひとつの形なのかもしれません。
公園を塀ではなく、周りからも中が見える柵で囲われているのは、区切られた空間をつくりつつも、周囲とのつながりを最大限に創出した結果ともいえると思います。

ただ、個人的な視点に立つと、公園とその周囲に「しきり」がいるのかどうかは少し考えさせられる点です。
誰もがいつでも気軽に入ることができ、そこでくつろぐことができる。
公園はそんな場所であってほしい、そんな気持ちがあります。
でも、安心できる空間を創出するための手立てとして「しきり」を設ける必要もあるかもしれません。

土地の実情に合わせた「くつろげる空間」をどうつくるか。
いろいろな事例をみて、しっかりと考えていきたいと思います。

都市内の公園を取り囲む柵



27 Jul, 2012 | take_A



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