初夏のロックシェッド

深夜から降り続いた雨が昼前に落ち着いた日曜日の午後、思い立って水辺散歩へでかけました。今回は、新宿から快速列車で約1時間ほどで行ける相模湖へ。高尾山まで行ったことはありましたが、私にとってその先は未踏の地でした。

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相模湖駅のひとつ先に藤野駅があり、旧藤野町では合併前からアートでまちおこしをしているとのことなので、まずはそちらへ。

藤野駅を降りると、対面の山肌に巨大な手紙のオブジェが迎えてくれます。こうしたアート活動によって話題になったこともあるようです。周辺を歩いていると、唐突にアート作品が置かれているので、ちょっとびっくりしますが、それをひとつひとつ辿るのも楽しいかもしれません。

私は、アート作品よりも、水辺へ近づこうと、駅前の案内図を頼りに小一時間藤野を歩き、3つの橋を渡りました。このあたりはアーチ橋で統一されているのでしょうか。


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■日連(ひづれ)大橋

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■秋川橋

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■弁天橋

雨上がり、雲も残って次々と変化していく空を映す水面も、変化に富む彩りを見せていました。また、午前中はまあまあの雨量だったこともあってか、釣りやバーベキューなどの観光客も少なく、落ち着いて散策できました。

ダム地域ということは山間地、秋山川が相模川に合流する位置にもあたるため、道はアップダウンが大きく、水辺散歩というより軽いハイキングのようになりました。相模湖がダム湖ということもあり、急峻な山肌に水面がある状態で、水辺に近づける場所はそう多くはありません。

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■日連大橋から上流を望む

日暮れ前に相模湖へ行こうとしたものの、藤野は停車する電車の少ない駅でした。
30分ほど待って、乗車、隣の相模湖駅へは数分で到着。

相模湖駅を出ると、出ました!歓迎アーチがお出迎え。

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ここでもまた駅前の案内板と自分の勘を頼りに水辺を目指しました。
駅前から相模湖公園へつながる道は、歓迎アーチに違わずなかなかに昭和な気配。
さらに、湖畔へたどり着くと、そこには貸しボートと土産物屋、射的やスマートボールなど昭和アイテムが満載でした。

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しばらく湖畔のベンチで釣り客を眺めながら休憩してから、相模ダム提体へ向けて歩きました。

すると、対岸にすてきなシェッドが!

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■嵐山洞門

観光マップなどには特に記されていませんでしたが、調べてみると平成15年にできたばかりの「嵐山洞門」でした。相模湖畔を走る国道412号に設置されたロックシェッドです。
シェッドはその中を走行して体験することや、走行する道路軸の先に認めることはありますが、側面をこんなふうに眺めることができる場所は少ないかもしれません。ダム湖でも周回道路、あるいは河川でも対岸に道路がなければなかなか見られません。
しかも、水面に映り、初夏のゆたかな緑とのコントラストの美しいこと。しばらく道路際から眺めてしまいました。

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■相模ダム

ダム上流にある相模湖大橋にたどり着いたときには、もう日が翳ってきていたので、ダムの下流面へ行くのは断念しました。

その代わりと言ってはなんですが……

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相模原市のマンホールの蓋に描かれたダム提体でご容赦を。


19 Jun, 2013 | noris



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